三池街道を辿り岩本橋へ散策
三池街道の大牟田市櫟野の街道橋から熊本県荒尾市の岩本番所があった眼鏡橋の岩本橋まで、筑後の国と肥後の国の境を跨ぐ静かな里山のふちを散歩してきました。
三池街道の「かいどうばし」
「かいどうばし」の下には、櫟野隧道の碑があります。大正8年7月と記してあります。その昔は峠道でトンネルがあったのようです。
街道の脇にはシダの林があり、私が好きな光景を見ることができました。
孟宗竹の林を抜けて
岩本橋と萩尾橋の分岐の石柱、随分と古く昭和8年3月の建之です。お寺へ通じる分岐でもあります。
ケヤキの大木を見上げてみると爽やかな風が吹いてきました。黄葉したケヤキの色付きはこれからでしょうか、落葉して踏み込むとカサカサと葉音が鳴るのも心地よいです。
こちらの石柱も古いようです、民地の中に立っていましたので詳細は分からないです。この地、大牟田市櫟野(いちの)は、石工の里でもありました。今も採石されているようですが、阿蘇火山灰の凝灰岩がとれることから、寺院の鳥居、狛犬、灯籠などが作られていたようです。
石積みの眼鏡橋、美しい石橋です。岩本橋から小岱山の遠望
眼鏡橋の岩本橋で喉を潤し、来た道を折り返しました。
ツワブキの花も見頃を迎えています。
静かな里山の散歩は心地よかったですね…。